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カラマーゾフの兄弟

新訳の文庫版、全5巻の「カラマーゾフの兄弟」をやっと読了しました。普段、ミステリーとか時代小説ばかり読んでいる身には大変な読書でした。
ストーリーは父親殺しにからんだミステリー仕立てなのですが、その中に、キリスト教とかの思想とかいろいろからんできます。登場人物の独白なんかも非常に長くて、展開がまどろっこしかったですね。
第五巻に翻訳者による、懇切丁寧な解説があります。それを読んではじめて理解できた箇所がたくさんありました。
青春時代に同じドストエフスキーの「罪と罰」を読んだときは、もっと感動したんですがね。年令と共に感性が鈍くなっているのかも知れませんね。